BlackBerry KEYone QWERTYキーボード搭載のストレート端末 OSはAndroid 7.1を採用
待っていました、この時を!
ついにMWC2017にて、待望のQWERTYキーボード搭載のストレート端末、BlackBerry KEYoneが発表されました!
もちろん、ジャパエモでも当然のことながら取り扱う予定ですので、ここらで情報をまとめていきたいと思います。
■至高の前面物理QWERTYキーボード
以前よりBlackBerry Mercuryの名で色々と情報が出ていましたが、MWC2017にて「BlackBerry KEYone」としてその姿を表しました。
最大の特徴は何と言ってもBlackBerryの代名詞とも言える、物理的な押し感がたまらないQWERTYキーボードです。
前作のBlackBerry Privではスライドして物理QWERTYキーボードが出るスライドタイプの端末でしたが、今回のBlackBerry KEYoneは王道の前面下部に物理キーボードが搭載されているストレートタイプなので、素早く物理QWERTYキーボードにアクセスすることが可能です。
任意のQWERTYキーいずれかを長押しすることによって、アプリやショートカットに利用できるショートカットキーにも対応。 サイドにあるConvenience Keyにも色々と割り当てが出来るようなので、往年のBlackBerryのような使い勝手の良さにも期待です。
キーボード自体にもタッチセンサーを搭載しており、タップや画面のスクロール、スワイプなどの操作も可能です。 また、スペースキーには最近はデフォルトとなりつつ指紋認証センサーも搭載して、セキュリティ面もバッチリです。
■OSは最新のAndroid 7.1 Nougat
OSはBlackBerry Classicなどに搭載されているOS10ではなく、BlackBerry Privと同様にAndroidが採用され、バージョンは7.1を搭載。 BlackBerry Privと同様にBlackBerry Hubなどのアプリも標準搭載されており、ホームボタンを上方向にスワイプすると3種類のショートカットが表示される便利な機能にも対応しています。
アプリストアのGoogle Playにも、もちろん対応。最近のアプリはiOS/Androidの2大プラットフォームでローンチされるのが殆どであるため、それに応じて対応アプリも豊富なのが嬉しいですね。これなら普段使いにもかなり役立つこと間違いなしです。
■BlackBerryならではの堅牢なセキュリティ
セキュリティに関してもBlackBerry側が独自にカスタマイズしており、かなり強固なものになっています。
前作のBlackBerry Privでも未だにroot化されたとの情報はなく、懸賞金もかけられているほどです。
ハードやOSレベルで改変がされているか否かのセキュリティチェック機能、月例セキュリティパッチの定期的な配信、FIPS 140-2準拠のフルディスク暗号化、法人向けBES12(BlackBerry Enterprise Server 12)のサポート、BYOD(Bring-Your-Own-Device)環境でのAndroid for Workサポートなどが行なわれており、BlackBerry独自のセキュリティアプリのDTEKも標準搭載されています。
恐らくBlackBerry KEYoneも同様の仕様で来ることが予想され、セキュリティに関してはAndroidだから…といったことは皆無と言っていいでしょう。
各国の政府要人、法人向けなどに商品を長年リリースしている背景もあり、OSがAndroidになったからといってセキュリティ関連を疎かにしては、それこそBlackBerryブランドの死活問題になりかねません。セキュリティに関しては、かなり力を入れていることが伺えます。
■BlackBerry KEYoneのスペック
背面カメラはかねてからの噂通り、GoogoleのPixelと同様に1,200万画素、センサーはSony製のIMX378、前面カメラは800万画素と期待大です。背面はデュアルLEDフラッシュ、前面もLEDフラッシュを搭載しているので、暗いところでも綺麗に写すことが出来そうですね。
バッテリーは大容量の3505mAhとなっており、急速充電にも対応。あのBlackBerry Passportの3450mAhよりも大きいバッテリーを搭載しています。
その他のスペックも見ていきましょう。
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・CPU:Snapdragon 625
・RAM:3GB
・ストレージ:32GB
・ディスプレイ:4.5インチIPS/1,620 × 1,080/アスペクト比3:2/Gorilla Glass 4
・Nano Sim
・USB Type-C
・Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
・Bluetooth:Version 4.2
・NFC
・筐体サイズ:149.1 x 72.4 x 9.4 mm
・180 g
・対応周波数
GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
HSDPA 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100
LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 13(700), 17(700),
20(800), 28(700),38(2600), 40(2300) - EMEA
BlackBerry KEYoneのスペックを見る限りでは、ハイスペック端末というわけではなく、ミドルスペックに分類される端末になります
CPUはBlackBerry Privに搭載されたSnapdragon 808やBlackBerry DTEK60の820と比べると…と思われがちですが、少し見方を変えてみましょう。
Qualcomm MSM8953 Snapdragon 625と言えば、Snapdragon 617の後継として登場しました。
14nmプロセスで製造され、4K解像度の撮影や再生、USB.3.0や急速充電のuick Charge 3.0にも対応しており、メイン・フロンカメラには最大約2400万画素と約1300万画素までのイメージセンサーをサポートなどが特徴です。
Snapdragonの600番台はAsus Zenfone 3やXperia X Compactを初めとする、最近のミドルスペックのスマホに多く搭載されています。
Snapdragon 617と比べると消費電力が35%改善されており、8つのCortex A53(2.0GHz)、GPUも次世代グラフィックAPI「Vulkan」や64bit対応のAdreno 506のおかげで、グラフィック性能も向上しています。
ベンチマークの結果を調べてみると、少し前のハイスペックモデルに搭載されているSnapdragon 801よりも高い性能を持っていることが伺えます。
「最新ハイスペックが至高!」、「ゲームもバリバリする!」と言うならば話は別ですが、私的にはBlackBerry KEYoneを求める方はこの辺りに該当しないのではと思っています。
道具(ツール)としてのBlackBerryを求めると、消費電力がやはり重要で、ハイスペックとまでいかなくとも「そこそこ」のミドルスペックでストレスなく動けば十分という方がほとんどではないでしょうか。
■BlackBerry KEYone まとめ
いかがでしたでしょうか?
待望の前面QWERTYキー搭載のストレートタイプのBlackBerry KEYone、これこそユーザーの多くが望んだBlackBerryの形ではないでしょうか。
既にBlackBerryを使い倒しているユーザーの方々はもちろん、BlackBerryが気になっていて是非とも使ってみたいという新規ユーザーの方々にもお勧めできる素晴らしい端末だと思います。
ジャパエモでも絶賛予約受付中となっており、かなりの注文殺到が予想されますので、ご注意下さいませ。
皆様からのご予約、お待ちしております!
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