■海外Simフリースマホや携帯を国内海外で使うために選ぶには?
海外Simフリーと言う言葉、以前と比べて色々なところで聞くようになりましたね。
それに伴い、海外Simフリーのスマホや携帯に対する需要も年々増えてきております。
その理由も様々で、下記のような理由が特に多いと思われます。
- ・国内キャリアのスマホや携帯電話を海外に持って行って使用したいが、料金が高い。
- ・日本のキャリアでは発売されていない、魅力的なスマホや携帯電話を使いたい。
■では、どれを選べば良いのか
海外Simフリースマホや携帯電話専門店を東京構えて15年のプロのスタッフより、その際に役立つ情報を書いていきますので、ご参考下さいませ。
質問する際にもこれらを事前にわかっていると、スムーズに事が進みますので、役立つこと間違いなし!
海外Simフリースマホや携帯電話の購入を検討されている方、必見です!
■海外Simフリースマホや海外携帯電話を使う国はどこ?
海外Simフリースマホや海外携帯電話を使う国、これは重要です。
その国のキャリア(携帯電話の会社)によって使用する電波や周波数帯が違うからです。
・W-CDMA(3G)
これはよく3Gとも言われたり表記されています。
日本で展開されているのが、これに当たります。
他国の場合、UMTSやHSDPAなどとも表記されている場合があります。
これはW-CDMA(3G)の中の通信規格の違いで、通信速度などに差が出ますが、ここでは大まかに覚えていてもらってOKです。
また、国によってはまだまだ整備途中だったりします。
・GSM(2G)
これはよく2Gとも言われたり表記されています。
日本では展開されておらず、国によってはまだまだ現役な周波数です。
他国では3Gで繋がっていたと思いきや、突如2Gに切り替わるなど稀に良く有りますw
・LTE(4G)
これはそのままLTE、もしくは4Gと言われたり表記されています。
日本ではXi、SoftBank 4G、au 4G LTEなどそれぞれ呼称や表記は異なりますが、全てLTEのことです。
国によってはサービス開始されている国もありますが、まだまだ発展途上といった感じは否めません。
※他国では4Gといいつつ、LTEでない場合もあるので注意が必要です!
W-CDMA(3G)、GSM(2G)、LTE(4G)と3つの大まかな電波について紹介しましたが、さらにこれらの中にも周波数が存在します。 各種周波数は数が多いため、割愛します。
ここではわかりやすいように、弊社で特に力を入れている国の一つ、タイに行く場合を想定して進めていきましょう。
タイの各携帯キャリアの使用する周波数は下記の通りとなります。
●AIS
・W-CDMA(3G):900 / 2100
・GSM(2G):900 / 1800
・LTE(4G):2100(band1)
●Dtac
・W-CDMA(3G):850/2100
・GSM(2G):1800
・LTE(4G):2100(band1)
●True Move H
・W-CDMA(3G):850 / 2100
・GSM(2G)1800
・LTE(4G):2100
※LTEの2100対応Simでのみ一部対象エリアにてのみ使用可能。
※現在は取り扱い終了。
これらがタイの携帯キャリア3社で使われている、W-CDMA(3G)、GSM(2G)、LTE(4G)となります。
※これらの情報は2014/1/9現在の情報となります。
「(国名) 携帯 周波数」、「(国名) (キャリア名) 周波数」などのキーワードでGoogle検索するのが確実で良いと思います。
これで、今回タイで海外Simフリースマホや携帯電話を使用したい場合、上記の周波数に対応している海外Simフリースマホや携帯電話を選べばいいことが判りました。
■どの海外Simフリースマホを使うか?
Smartphones that I talked about on Citytv Breakfast Television - Roland in Vancouver (065) / roland
今回のケースでは、まずはメーカーで絞ってみましょう。
デザインや直感、価格などで選んでしまって取り敢えずOKです。
もしくはここは外せない!といったスペックだったり、必要項目で選んでもOKです。
いくつか見繕った後に、上記で調べた今回行くことを想定しているタイの周波数と合うかどうか調べましょう。
例として、いくつか端末をピックアップしていきます。
・Sony Xperia Tipo Dual ST21i2(通常Sim)
http://www.kaigai-keitai.jp/shopdetail/001014000007/001/014/X/page1/order/
HSDPA 900 / 2100 - ST21i2
GSM 850 / 900 / 1800 / 1900 - SIM 1 & SIM 2
GSM(2G)は4つの周波数が入っているので、AIS(900 / 1800)、Dtac(1800)、True Move H(1800)と問題無いですね。
HSDPA、即ちW-CDMA(3G)は2100の対応Simであることが条件ですが、AIS(900 / 2100)、True Move H(850 / 2100)がいけそうですね。
・Nokia Lumia 720(マイクロSim)
http://www.kaigai-keitai.jp/shopdetail/001003000061/001/003/X/page1/order/
GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
HSDPA 850 / 900 / 1900 / 2100
こちらもGSM(2G)は4つの周波数が入っているので、AIS(900 / 1800)、Dtac(1800)、True Move H(1800)と問題無いですね。
最近の海外Simフリースマホは、大体GSM(2G)の4つの周波数が入っていますね。
HSDPA、即ちW-CDMA(3G)はAIS(900 / 2100)、Dtac(850)、True Move H(850 / 2100)の全て対応しています。
ここではあえて上位モデルの820や920などを選ばず、バランスの良い720を選びました。
これは人によっては上位モデルの方を選んでもいいかもしれません。
・Samsung Galaxy Note 3 N9005(マイクロSim)
http://www.kaigai-keitai.jp/shopdetail/001006000061/001/006/X/page1/order/
GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
HSDPA 850 / 900 / 1900 / 2100
LTE 800 / 850 / 900 / 1800 / 2100 / 2600
こちらも引き続きGSM(2G)は4つの周波数が入っているので、AIS(900 / 1800)、Dtac(1800)、True Move H(1800)と問題無いですね。
HSDPA、即ちW-CDMA(3G)もNokia Lumia 720と同様にAIS(900 / 2100)、Dtac(850)、True Move H(850 / 2100)は問題無いですね。
ここでLTEモデルを選んだ理由として、今後LTEが使える国や地域が増えていくことが予想されるので、そのことを想定しての先行投資的な意味合いもあります。
■3モデルについてのまとめ
Sony Xperia Tipo Dual ST21i2(通常Sim)はAISのSimを決め打ちで使うなら良いと思います。
DualSimの仕様上、3G+3Gでの通話や通信が出来ないなどの制約がありますが、価格が安くコストパフォーマンスに優れている製品です。
OSもAndroidなのでアプリが多いことも相まって、使い方などに困ることはあまり無いでしょう。
Nokia Lumia 720(マイクロSim)とSamsung Galaxy Note 3 N9005(マイクロSim)は、タイの携帯キャリア3社全てで周波数を気にすること無く使えるのが一番大きいアドバンテージです。
価格はNokia Lumia 720の方がお手頃、Samsung Galaxy Note 3 N9005は今後のLTE対応エリア次第といったところでしょうか。
またそれぞれのOSが、Nokia Lumia 720はWindows Phone 8、Samsung Galaxy Note 3 N9005がAndoridとなるので、アプリの種類の多さや使い勝手に差が出てくるので、判断は人それぞれではないかと思います。
■どの海外Simフリー海外携帯電話を使うか?
Using cellphone as a clicker / alumroot
海外Simフリー携帯電話は名前の通りスマホとは違い、日本で言うところのフューチャーフォン、つまりはガラケーのような端末のことをここでは書いていきます。
注意点としては下記の通りです。
※国や使用するSimカードによってはデータ通信が出来る場合がありますが、通信関係の可否は保証しておりません。
- ・ほとんどの製品が日本語の表示・入力が出来ない
- ・使える機能は主に通話とSMS
- ・簡素な作りやデザインのものが多く、スペックもわりと低め
- ・対応している周波数が主にGSM(2G)のみの製品が多い
しかしながら、これらを補って余りある魅力があります。
それは低価格な点です。割りきって使うのであれば、これ以上の選択肢はありません。
国によってはGSM(2G)もまだまだ現役で使われているので、表示が英語でも問題なく通話だけの利用やローマ字入力で十分であれば、まさにうってつけです。
弊社で取り扱う海外Simフリー携帯はNokiaが殆どなので、下記カテゴリの中からお選びいただくのがベストです。
お得なSimとのセット品や、中には3Gにも対応している海外Simフリー携帯もあるので必見です。
・Nokia海外携帯
http://www.kaigai-keitai.jp/shopbrand/008/O/
今回のタイに行くことを想定するのであれば、下記がお勧めです。
・Nokia 100とタイのプリペイドSIMセット(通常Sim)
http://www.kaigai-keitai.jp/shopdetail/008000000183/008/O/page1/order/
GSM 900/1800のみに対応した、海外Simフリー携帯電話とタイSimカードのお得なセットですね。
本体のみならず、Simカードまでついてこのお値段!
コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
・Nokia C2-01(通常Sim)
http://www.kaigai-keitai.jp/shopdetail/008000000169/008/O/page1/order/
GSM(2G) 850/900/1800/1900とWCDMA(3G) 900/1900/2100と多くの周波数に対応していながら、こなれた価格で売れています。
タイだけではなく、今後海外の色々な所へ行く予定があるのなら、今後も使うことを想定して購入するのも有りだと思います。
他にも対応周波数は1つ少ないですが、下記のように同じく3Gに対応しているタイプの端末もあります。
・Nokia 301(通常Sim)
http://www.kaigai-keitai.jp/shopdetail/008000000191/008/O/page1/order/
最近は2バンド端末でありながら、下記のようなポップでカラーバリエーションが豊富な下記端末も出てきているので、お勧めです。
・Nokia 105(通常Sim)
http://www.kaigai-keitai.jp/shopdetail/008000000188/008/O/page1/order/
・Nokia 206 Dual Sim(通常Sim)
http://www.kaigai-keitai.jp/shopdetail/008000000184/008/O/page1/order/
■まとめ
BTO - Buy Tourism Online edizione delle Isole / BTO - Buy Tourism Online
以上、長々と書いてしまいましたが、いかがでしょうか?
簡単にまとめると、下記のようになります。
- 1、行きたい国の携帯電話会社で使われているW-CDMA(3G)、GSM(2G)、LTE(4G)の周波数を調べる
- 2、好きな携帯メーカーをいくつか見繕い、その中から好きな海外Simフリースマホや携帯電話をピックアップ
- 3、1で調べた各周波数と2で選んだ海外Simフリーのスマホや携帯電話を比べ、合致して使えるかどうか確認
- 4、確実に入手するなら、商品の在庫があるかどうかジャパエモへ問い合わせ!
- 5、いざ注文!w
周波数が多数あったり、数字がいっぱいでややこしく感じますが、一度大まかな概要を掴んでしまえばあとは簡単です。
皆様が海外Simフリースマホや携帯電話を選ぶ際に、少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。
皆様のご注文、お待ちしております!!
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